私たちの基本
無垢の木と、木の家へのこだわり
古民家や、無垢の木に包まれた空間に佇むと、ゆとりと安らぎを感じたことで、疲れが癒され、ゆったりした時の流れを感じたことはありませんか?
肌ざわり、温もり、香り、風格、味わい、癒し、誰もが感じる五感に響く特性があります。木はいいねと思わず呟いてしまいます。
そして、科学的にも木の発するマイナスイオンがリラクセーションに効果があることや、木の上を裸足で歩くと血圧が安定し、脳活動が活発化することが実証されています。経年して得も云われぬ味の出るのも無垢ならではです。
私たちは、出来るだけ内部空間の柱、梁、そして、床板に極力無垢の木の味わいを表して使っています。木は隠すのでなく、空気に触れていてこそ、長持ちすることは、法隆寺に代表される、伝統的建築が実証しています。勿論、生きている木ですから、多少割れも、反りも出たりしますが、それにも勝るゆとりや安らぎが得られます。
床の無垢材には、竣工して入居までに建築主自ら、メンテの練習も兼ね、植物油を塗っていただくよう、仕入先や量をお教えしてお勧めしています。
これまで、断られた建築主はいらっしゃいません。 むしろ、わが家の仕上に参加できることに、喜びを感じておられます。
奥三河・樹齢200年の
杉伐採の見学
木は、成長過程でCO2を取り込み含蓄します。伐採され、製材し家の建築材に使われても、一戸の住宅で、7〜8t程CO2はストックされています。
伐採したら、必ず植林することを守れば、50〜60年サイクルで持続性のある資源となります。 そして 、木材は、製造加工時のエネルギー消費が低く、CO2放出量が他の材料に比べて格段に少ない、地球環境にやさしい材料です。循環型社会構築の、代表格と言われる所以です。
阪神淡路大震災以降、木造の耐震性は数々の実験で実証されています。 微力ながら、後世に負の遺産を残さない家造りを目指そうと思います。